早く炊けて美味しい土鍋を選ぶポイントは「時間と火加減の調整不要」「二重構造」

2015/04/27

「まかないご飯」は土鍋で炊いていた


「30分の間におかず3品仕上げて!」

これは、料理家の先生の下で働き始めた私に課せられた最初の任務。ご飯とおかず3品とは、スタッフの「まかないご飯」のこと。

たった30分でそんなにどうやって作るの!? 料理上手な先輩たちに食べてもらうご飯を私が作るなんて無理!! と最初はドタバタ失敗続きでしたが、1ヶ月、2ヶ月と経つうちに、手際よく作れるようになり、レパートリーも増え、気付けば30分でしっかり食卓を賑わす料理の数々を仕上げられるようになりました。

そう、今、私があるのは、あの時の無茶振りにも近いまかない作りのおかげなのです(笑)。

ここでクイズ。どうして「30分で」というタイムリミットだったと思いますか? 答えは、ご飯が炊き上がる時間が30分だったから、です。

先生は電気炊飯器は使用しておらず、ご飯は専らガスと土鍋で炊いていました。理由はとてもシンプルで、早くて美味しいご飯が炊けるから、とのこと。

熱を均一に通して一度上がった温度は逃がさないので、米の粘り気と甘みをしっかり引き出し、ずっしりと重い内蓋のおかげで鍋の圧力が高まり、米粒がシャキッと立ったご飯に仕上がるのが土鍋のいいところ。だから、私はアシスタント時代から今でも、ご飯は「土鍋炊き」です。

土鍋だから早くて美味しく炊ける


土鍋で炊くご飯は、文句なく美味しいのですが、家族や友人に勧めても「面倒くさそう」「コンロがひとつ潰れるのがもったいない」という返事が多く、残念に思います。ただ、正直なところ、その意見はごもっともで…。

だからこそ、土鍋を選ぶポイントは「時間と火加減の調整不要」「二重構造」です。

内釜を覆うかまどがセットになった二重構造の土鍋なら、火にかけてから約10分で100℃まで釜内の温度が上がり、消化後もしばらくはそのままの温度を保持してくれます。

つまり、10分火にかけて沸騰したらコンロから外し、あとは置いておくだけで余熱炊きと蒸らしが完了、はい、美味しいご飯の炊き上がり、となります。これなら、土鍋炊きのデメリットである「時間と火加減の調整」が必要ありません。

短時間で高温に達することで、お米の細胞を壊さずに一気にふっくら、ハリのあるご飯に仕上がります。内釜を覆う二重構造により、釜全体を均一に熱するので、炊きムラがなく、また、余熱でじわじわ火を通すことでしっかりお米を糊化させることができ、粘り気と甘みのあるご飯が炊けます。

「おうちの御飯が一番美味しい!」。土鍋なら、きっと家族にそんな風に言ってもらえるはず。面倒だなと直火炊きを躊躇していた方にも、二重構造の土鍋はぜひおすすめです。



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