“音楽”が大好きな大人が、 …
子育て中は身体の使い方に偏りがあります。バランスのいい身体作りは、まずしっかりゆっくりやれば1日4回でも効果があるトレーニングから始めるのもよさそうです。
前回までの記事はこちら
>>育児中の「更年期」を自然に乗り越えるには?–JMFA小林香織さんに聞く①
>>生きることを楽しむ運動で更年期が明るく–JMFA小林香織さんに聞く②
実はトータルバランスでトレーニングすると効果的
ーーもしも少し時間に余裕ができて、骨盤底筋のトレーニングと併せてもっと運動できそうだとしたら何をしたらいいですか?
更年期に向けての予防ケアとしては、筋力をアップするトレーニング。そして、もし不調な症状があれば改善ケアとしてストレッチがいいと思います。
また、更年期以降はメタボリックシンドロームなどの心配が出てきます。これも、エストロゲンの数値が下がることによって出てくるリスクのひとつです。そのためには有酸素運動が効果的。そして、心のケアとしては、有酸素運動に加え腹式呼吸による呼吸のコントロールです。
この4つをトータルでやるとバランスのいい身体づくりができると思います。ただ、一気にすべてをやるのは子育て中は難しいでしょうから、どれかひとつでも始められるといいですね。
あるいは、今日は筋トレ、明日はストレッチとかでも。本当は、週に2回でも、30分でもジムなどで汗を流せると良いのですけどね (笑)。

小林香織さん
一般社団法人日本マタニティフィットネス協会 理事兼チーフディレクター
マタニティフィットネスや産後エクササイズをはじめ、妊活中や更年期向けのプログラムを企画・開発・指導者育成を行う。インストラクター歴25年で産前産後の女性の身体にも詳しい先生。
キングオブトレーニングはスクワット!
ーー筋肉トレーニングを始めるとして、何が一番いいですか?
スクワットはキングオブトレーニングと言われるほど効果的。運動をしていなかった人でも、まずはスクワットから始めてみてはどうでしょう。筋肉が大きいので筋肉量も増やしやすく、代謝を上げるためにもおすすめです。
子育てしていると、日々、身体を使っているようですが、使い方に偏りがありますよね。本来、歩く・立つ・座るという日常の基本動作をするのに必要な体幹や下肢の筋肉をバランスよく強化することが大切なのですが、育児で主に使うのは上半身で、これらの筋肉は思うように使われてはいないのが現状です。更年期に起きてくる様々な症状の予防にも役立ちますので、ぜひ、やってほしいですね。
ーースクワットはどのくらいやればいいでしょうか?
まずは4回だけ。しっかり、ゆっくりやれば4回でもけっこうキツイですよ(笑)。回数を決めたりして「しなきゃ!」という縛りができると続かない。回数は少なくてもゆっくりちゃんとと、毎日続けてやることが大切です。日本マタニティフィットネス協会で行っているトレーニングは、医師と運動指導の専門家が考えたスロートレーニングメソッドを使ったトレーニング法なので、気になる人はDVDを参考にしてみてください。
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【毎日続けたい!トレーニング】
ワイドスクワット/効果:代謝アップ、体力アップ
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足を肩幅より広めに開き、つま先、膝をやや外側に向けます。手を腰に置き背筋を伸ばします。3秒かけて膝を曲げ腰を落とし、3秒かけて膝を伸ばします。膝を伸ばしきらないところでストップ。楽な呼吸で4回繰り返しましょう。
【JMFAインストラクターからメッセージ】
スタジオK代表
日本マタニティフィットネス協会 認定インストラクター、健康運動指導士
柚木京子
妊娠、出産でバランスを崩した体と心をしっかり整えましょう。筋力や柔軟性 はもちろんのこと、心の柔軟性も。それが、更年期やシニア世代に立ち向かう第一歩だと思います。
施設名: スタジオK
住所:〒567-0806 大阪府茨木市庄1-1-29 ※駐車場2台あり
TEL:090-9110-5359
URL:http://www.studio-k-ibaraki.com/
レッスン時間:ママフィット
毎週月・金曜日 12:20〜13:30 ★ベビーちゃん連れOK!
毎週火曜日 11:00〜12:30 ★ベビーちゃん連れOK!
毎週木曜日 12:00〜13:00 ★ベビーちゃん連れOK!