漢方は何歳から飲んでもいい? 子どもの体質改善に大事なこととは?<後編>

2016/05/11
primemama

40代の女性が美容と健康のために漢方薬を活用するのと同様、子どもの体質改善にも有効です。さて、何歳からどのように飲めばいいのでしょうか? 前編に続き、漢方相談専門店の薬日本堂 薬剤師 齋藤友香理さんにお聞きしました。

前編の記事はこちら – 漢方が子どもの体質改善にも有効な理由<前編>

漢方薬は何歳頃から子どもに飲ませても大丈夫?

漢方薬(処方)によって子ども量は異なります。処方によっては子どもが飲めないものもあります。必ず、各処方の用法・用量を確認しましょう。多くのものは、次のようになっています。

・15歳以上:大人量
・15歳未満7歳以上:大人量の2/3  
・7歳未満4歳以上:大人量の1/2
・4歳未満2歳以上:大人量の1/3
・2歳未満:大人量の1/4以下

何か不調がある場合に、漢方薬を出してくれる小児科の先生がいれば相談してみましょう。周りにそのような小児科がいなければ、漢方専門店に相談するのもいいですね。漢方薬だけでなく、生活のアドバイスもしてくれる場合があります。

「5歳女の子の食が細くて風邪を引きやすい」場合

例として「5歳女の子、食が細くて風邪を引きやすい」の場合、胃腸の状態を整えて元気を補う漢方薬が選択されます。たとえば、小建中湯(しょうけんちゅうとう)、桂枝湯(けいしとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)などがあります。服用の際は、必ず専門家に相談しましょう。

健康の土台作りは食や生活を整えることから

漢方薬といえども、薬には違いありません。「何か不調がある」「体質改善が必要」などバランスの乱れがある場合に漢方薬を利用しましょう。健康の土台作りとしては、食や生活の仕方(運動や休養など)を整えることが大切です。

早寝早起き

朝日を浴びることで外界にあふれる元気を取り入れられると漢方では考えます(中国の太極拳、朝のラジオ体操など)。そして夜は修復の時間ですから、しっかり休む必要があります(お子さんは大人よりも小さい体でエネルギーをたくさん使っています)。22時過ぎた夜遅くに、大人に混じって子どもが外食をしていることがあります。胃腸の負担も考えると、良いとは言えませんね。

朝食はごはんで

元気の気は旧字体で「氣」と書きます。中に米が入っているのです。穀類は元気を補う大切な食材。できるだけ朝ごはんはお米にするとよいでしょう。食が細くて食べられない子どもは、米と同じに甘味(薬膳で甘味は気を補うとされます)を持つ、野菜と果物のジュースや豆のスープ(味噌汁でOK)だけでも食べるようにするとよいでしょう。

しっかり動いてしっかり休む

人の体は動くことで機能を高めることができます。動かないと内臓も手足の力も萎えてきます。子どもの成長を促進するのが運動です。漢方では陰陽という考え方がありますが、「しっかり動いてしっかり休む」という陰陽のバランスが大切です。

私たちが小さい時から言われている生活習慣を整えることが、年齢を問わず健康の土台作りに大事。そのサポートに漢方を上手に取り入れられるといいですね

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【参照】
薬日本堂