その保障に過不足はない? 保険の必要性は十人十色です

2014/12/22

[Prime mama家族の資産診断]
第4回 ムダな保障がついていない? 保険の必要性は十人十色です

CFP®・1級FP技能士の松本喜子さんによる山本さん一家の家計見直し連載。第4回は「保険」について。
言われるがままに加入して、そのまま何年も経っている保険商品がたくさんあるようです。どんな保障が必要なのか判断するのは自分自身。その判断ポイントと見直し結果をお伝えします。
山本さんの生涯の払込み総額が大幅に減りました!

>>これまでの連載はこちら
<第1回>世帯年収1300万円、このままでは老後は借金生活に…
<第2回>月13万円返済が10万円台に! 住宅ローン見直しの知られざるコツ
<第3回>コツコツ定期預金では赤字老後に…ライフプランをかなえる資産運用とは?

 

 

収入と家族構成を聞かれただけで、生命保険の提案をされたことはありませんか? 保険の必要性や必要額は人それぞれです。

山本さん夫婦の現状の保険

<夫>
子どもができた40才で加入。
保険会社の説明を受けるほど心配になり、たくさん保障をつけました。

・保険料     月36,332円(払込見込み総額約4,140万円)
・払込期間    死亡保障の一部と介護保障は65才まで。それ以外は80才まで
・主な保障内容  死亡保障:65才まで600万円+240万円×64才まで

65才から一生涯150万円

介護保障:65才までの介護保障240万円×64才まで

65才から一生涯100万円

入院保障:10年更新で80才まで日額1万円
その他の保障:ほとんどが10年更新ですべて80才まで
ガン診断給付:400万円
災害・傷害死亡保障:1,000万円   など多数

<妻>
独身の30才で加入。加入後は見直せず。

・保険料     月7,520円(ライフプラン最終欄の87才までなら払込総額約510万円)
・払込期間    一生涯の終身払い
・主な保障内容  死亡保障:一生涯100万円

入院保障:一生涯日額1万円

保険は言われるままに入りがち

山本さんは、ご夫婦とも保険会社から一般的な話をされ、言われるままに保険に入ったそうです。でも、内容は自分で判断する必要があります。その主なポイントは3点。

・こんなにたくさんの保障は必要?
介護保障1つをとっても、夫の保険では、保険会社が決めた所定の状態が180日継続したら保険金がもらえる内容です。
公的な障害年金がある! 交通事故なら自賠責保険から障害状態に応じて最大4,000万円もらえる!と考える山本さんは、不要と判断しました。

※参照
・公的な障害年金
>>年金について – 障害年金 日本年金機構
・自賠責保険から障害状態に応じて最大4,000万円
>>自賠責保険の保険料と補償の範囲について – JAF

・10年ごとに保険料が上がる更新型で大丈夫?
死亡保障のように、子どもが小さいうちは多額の保障が必要でも、年々減額できる保障は、更新ごとに保障額を減らせば保険料アップを防げます。
でも、夫の保険では、病気や入院保障が更新型です。山本さんは、高齢ほど病気・入院の可能性が高まると考え、この保障が更新型なのは合ってないと気づきました。

・終身払いでいいの?
妻の保険は、一生涯支払いを続けるタイプでした。山本さんは、老後に支払い続けるのが心配で、夫婦ともに65才で支払いを終えるタイプに見直しました。

見直し結果

上記の考えに加えて、次の点などから保険を見直しました。

・今、夫が死亡したら妻は会社を辞めない
⇒夫の死亡保障は少額でいい

・入院保障は日額×入院日数だが、今は長期間入院できない時代。
かつ、もし長期入院でも今の貯蓄額や今後の資産の増え方から、保険にさほど頼らなくていい
⇒入院日額を減らす

<夫>
・保険料     死亡保障 月34,280円+医療保障 月10,856円(払込総額約1,080万円)
・払込期間    65才まで
・主な保障内容   死亡保障:一生涯1,000万円(積立型で貯蓄も兼ねる)

入院保障:一生涯日額5,000円
その他の保障:一生涯ガン診断給付100万円

<妻>
・保険料     医療保障 月8,116円(払込総額約220万円)
・払込期間    65才まで
・主な保障内容  入院保障:一生涯日額5,000円

その他の保障:一生涯ガン診断給付100万円

もっと詳しい保険見直しのコツは、今後のコラムでお伝えします。

>>こちらも合わせてチェック!
<第1回>世帯年収1300万円、このままでは老後は借金生活に…
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